平素より格別のお引き立て、ご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。

おかげさまで、弊社は今年で創業から56年目を迎えることができました。私たちは稲庭うどんの伝統製法に特別な思いを抱いており、それは単にうどんの品質を守るだけでなく、秋田の、そして日本の伝統を守ることでもあると考えています。

先代や職人の方々が築き上げてきた技術や経験を受け継ぐことで、うどんの味を守りつつ、さらに進化させることができました。早朝の仕込みから始まり、手揉み作業、手綯い作業など、すべての工程を丁寧に手で行っています。その過程で、温度や湿度を厳密に管理し、生地を最高の状態に保つことは容易ではありませんが、それがつるりとしたのど越しと最高のコシを持つうどんを創り出す鍵なのです。私たちは妥協せず、品質を追求し続けます。

稲庭絹女うどんが皆様のご家庭やお店で至福のひとときを提供できれば、これ以上の喜びはありません。今後も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役高 橋 和 彦